2001年06月09日
小噺其の一
皆さんご存知の通り、僕らのデビュー曲のタイトルは「ワイパードライブフルボリューム」
というタイトルでやんす。この曲に直接には関係ありませんが、僕の持ちネタであるコバナシを一つ。
(実話です)。
今から数年前、連日の雨も止んで久しぶりの快晴の午後、僕は外出するため
愛車に乗り込みました。おやおや、随分とフロントガラスが汚れています。
急いでいたので、ウオッシャー液で洗い流そうとすると、全く液が出てきません。
「おかしいな、この前ウオッシャー液は補充したはずなのに」
とりあえずその場は車に積んでいた雑巾でフロントガラスをさささと拭き取りました。
その後、「液がでない」と人にたずねると、
「そりゃあれだよ、汚れで穴がつまってんだよ」という答えが返ってきたので、
なぁんだそうか、と納得し、その辺にあった安全ピンで
穴の汚れをほじくりました。「これでいいだろ。」僕は直ったかどうか確認もせず、
万事OKのつもりでいました。
それからさらに数日後、信号待ちをしていた僕はそのことをふと思いだし、
「ちゃんとなおったかな」とウオッシャー液を出してみました。
すると、あれ、あれ、あれれれれれれ。
液は全然違う方向に飛んでいってます。風が強いのかな、と思った僕は
何度も試しましたがやっぱりウオッシャー液は全然違う方向に飛んでいくではありませんか。
そうです。あの時、安全ピンでほじくったときに穴の向きが動いてしまっていたのです。
そのときです。僕は強烈な視線を感じました。
ふと左を見ると、原チャリに乗ったオバサンが、
びしょ濡れになってコチラをにらんでるではありませんか。
小心者の僕がソッコーで逃げたのはいうまでもありません。
オワリ