2004年11月19日
久しぶりに幼なじみの奴と会う約束をして、少しの時間酒を飲む。
奴とは小学校から一緒で、高校ではバンドメンバーだった。
お互い長崎なんだけど、いまこうして二人とも何故か北九州に住んで10年以上経つ。
奴も仕事が忙しいみたいだ。でも仕事は楽しいと言っていた。
特にお互い話す事はないのだけれど、黙って呑むのもよし。
奴の横顔をまじまじ見つめて時の流れを感じた。
しばらくして、川沿いの夜景を二人で見に行った。
二人とも財布を置いてきた事に気づき、ポケットを探ってありったけの小銭で一本の缶コーヒーを二人で飲んだ。
そこには何もなかったけど、なんだか遠い昔に戻れたような気がした。
いろいろな事も、別に何でもないのかもしれない。のかもしれない。
何でもない事もいろいろあるかもしれない。かもしれない。
意味がありそうな事も、ほんとは何も意味がないのかもしれない。
意味がなさそうな事も、何か大きな事を孕んでいるのかもしれない。
まあいいや。
馬鹿馬鹿しい、と奴に叱られそうだ。
本日は、目を細めて眺めた、のだった。