ryuichy blog

2004年12月10日

041210「記」

ツアー日記

12/4(土)

大阪梅田。
ツアーといってもこの日は個人的な用事で僕だけ先に大阪へ。
幼なじみの結婚式が、大阪は梅田の帝国ホテルであったのだ。

はい君と呼ばれるハマベ君の結婚式。
とうとう奴も観念したか。
幼稚園〜高校まで一緒の彼とは長ーい付き合いなので、
思い出もいろいろ。感無量。

「何か余興で唄ってくれ」との事だったので、
せっかくだから俺もミュージシャンのはしくれだし
何か一曲つくってプレゼントしようと、快諾したものの、
式当日まで迷ったり忙しかったりで完成せず。
当日の朝、大阪に向かう新幹線のなかでやっと完成。
新幹線のなかで曲をかく、って何か俺、すげーミュージシャンぽくて
かっこいいな、なんて我ながら思ったのだった。

「余興で」みたいな軽いノリだったので僕もわりと軽い面持ちでいたら、
披露宴の最後のシメ、大トリだってゆーから仰天。
式が終わるまで落ち着ず。酒もなかなか進まない。

で、本番。
僕はボーカリストではないが、
二人の幸せを願い、一生懸命心をこめて歌った。

無事終了。
とりあえずみんなよかったと言ってくれたからよかった。
ふー。
それから男ばかりの二次会三次会へと続く。

はい君は、かの名門長崎北高ラグビー部(花園常連だぜ!)の主将を務めた男で、
当然メンバーはラガーマンぞろい。

実はこの僕も彼に感化されてそのラグビー部の門を叩いた一人である。
だが僕は一年ちょっとで辞めてバンドに走った。
それでもラガーマンの奴らは僕とつきあってくれる。
何かあるたびに声をかけてくれる。
いつも最高にうまい酒をしこたま飲ませてくれる。
一生失いたくない友情である。

ほんとうに、サンキューである。

12/5(日)

梅田のホテルに泊まり、この日も昨晩の式に参加したメンバーと昼から飲む。
日曜だからみんな会社が休みだそうで、夕方頃に日本各地のそれぞれの家に帰るという。
男ばかり10人くらいで梅田周辺をぶらぶら。
飲む。遊ぶ。

しかし、あれだな。
スポーツで結ばれた男たちの絆って強いな。
みててうらやましいよ。

友情とか、家族とか、
そういうのをすごく感じた二日間であった。
それから、関東へ。


12/6(月)

千葉。
千葉LOOK。

メンバーみんな好きなLIVE HOUSEである。好きな場所。

この日は、店長の斉藤さんの企画「呑みダチ」というイベントで、
LOOKの15周年を記念してのまる1ヶ月ぶっ通しのラリー企画のうちの一日。
ロックと酒とライブを愛してやまない者たちの集いである。

斉藤さんの肝臓が心配である。
「毎晩大丈夫ッすか?」と聞いたら
「全然大丈夫ッす!」といつものおどけた感じで返してくれた。

僕らはみんなこの人が大好きだ。
会えばいつもすごくパワーをもらえる。

ロックが好きな少年がそのまま大人になったような人で、
いっつもおどけてワイルドにふるまってるが、実はすごく思慮深い人で、
毎晩のように打ち上げに行くくせに、実はビールとか苦手な人である。

ライブも楽しかった。
最後は出演者全員がステージにあがってセッション。
お客さんもみんな客席後方を向いて斉藤さんを囲んで歌った。
がはは。

LOOKは僕らを育ててくれた場所の一つである。
感謝です。斉藤さん、ありがとう。

12/7(火)

下北沢club 251。
hi*limits企画「音楽のチカラ〜vol,6」

ここ一年、通いつめた下北の251。
二ヶ月にいっぺんの自主企画も今年最後。

この日のライブはよかったと我ながら思う。
メンバーみんな同じグルーヴでやれた。
これが大事なのである。
もう10年近くやってるが、いまだにそこが一番難しい。
細かい事は割とどうでもよくて、
バンド全体が一つのノリになれるかどうかがライブを左右する。

出演してくれたバンドもみんないいバンドばかり。

打ち上げも楽しかった。
スタッフの方々と話ができてそれが楽しかった。
ミュージシャンのみんなと飲むのも楽しいが、
裏方で支えてくれてる人たちと語らうのもいろいろ勉強になる。


スペシャルサンクス、FLASHザ徒歩5分。

12/8(水)

OFF。
昼過ぎに起床。
激しい二日酔いにまいる。

みんなで近所の中華料理屋へ。
「大盛軒」という店で、マジで半端じゃなく大盛りであった。

ボーカルの鶴先生はさすがに「もう食えん」と残していたが、
ベース白石ツヨシ大先生はペロリと平らげていた。
恐るべし痩せの大食い。

夕方に関西移動なので、時間が余り、久しぶりに4人で麻雀。


負けました。


12/9(木)

再び大阪梅田へ。

梅田ハードレイン。
初めての場所。

いかにもライブハウス!って感じですごく好きな雰囲気だった。
「大阪やなー」って感じ。

関西のファンのみんなはいつもあたたかい。
僕らの事をいつも待ってくれてる人々がいる。
だから大阪・京都は僕らにとても大事な場所なのである。

この日の本番はちょっと固かったかな。
でも、楽しかった。

いつか売れたら、
僕らを支えてくれてる人たちみんなを集めて、
盛大なバーベキュー大会なんかをやりたい、
なんてふと思った。


終わって帰路へ。
夜走りで朝帰宅。

なんだか長い数日間であった。
2004年を振り返るような旅でもあった。

それから、
溜まりに溜まった洗濯物との格闘が始まるのである。

Posted by ryuichy
2004年12月10日 17:07




041226「年」

041130「散」



ryuichy blog