ryuichy blog: 2002年09月
2002年09月30日
カナシバリについて。
僕はよくカナシバられます。
僕の場合は、霊がどうこうだとかそんな雰囲気は一切なく
おそらく疲れなどからくるもんだろうと自分ではおもっております。
これが実に気持ちが良くて、とても好きであります。
カナシバッてる間、僕は黄泉の国のような夢の淵をゆらゆらと漂っております。
全く動かせないんだけど、全身に気持ちよくなる麻酔を打たれて、
5秒熟睡、5秒夢うつつ、をずっとくりかえしてるような感触です。
ところがこれは酒を飲んでると遭遇できません。
家で昼間にテレビを見ながらウトウトしてたりする時によく起こるようです。
つまり、僕はアルコールを注入しない夜はないので、この「黄泉シバリ」には
昼間にしか遭遇しないんですね。
鶴坊BLOGに書いてありますが、
以前ツアーの移動中、後部座席に座ってたら突然、黄泉シバリがやってきて、
「いかん、こんな状態をメンバーに見られたら絶対にバカにされる」と思い一生懸命振りほどこうとしましたがやはり気持ちよさには勝てません。ああ何故こんな時に。
するとやはり僕の異常に気付いた鶴とツヨシが「こいつ寝ぼけとるぞ」と、僕を指差しながら声を押し殺して爆笑しておるではないか。
あー、むかつくこいつら。
違うんじゃ寝ぼけとるのとは。笑うなこら。
しばらくして解けた僕が、二人に事情を説明すると「ふ〜ん」といいつつ
ニヤニヤした目で「ウソつけ」と顔が言ってました。
だからホントだっつーの。
2002年09月18日
読書の秋でございますよ。
という訳で突然ですが、僕の人生に印象深く残っている
思い出の本をいくつか紹介したいと思います。
宮本 輝 「春の夢」
・・・・・・・・死んだ父親の借金を抱えた青年の、苦悩と情熱の青春。
彼を支える恋人との愛の物語。読みおえた後に俄然やる気が出てきた。
宮本 輝さんの作品はどれも愛に溢れていて好きである。
太宰 治 「人間失格」
・・・・・・・・説明不要でしょう。18の頃読んでかなりへこみました。
しかも数ヶ月その気分を引っ張りました。今でも読み返すのが怖い。
遠藤 周作 「沈黙」
・・・・・・・・江戸時代に、長崎で迫害を受けた宣教師の苦悩に満ちた生涯。
たたみかける後半の展開は言葉に出来ないほど凄まじい。
信仰とは何か? この本は是非皆さんに読んでほしい。
司馬 遼太郎「竜馬がゆく」
・・・・・・・・ これも説明不要でしょう。
この本に影響されたオトコの子たちは一体どれくらいいるのでしょう。
オトコだったら絶対読むべきだろう。女の人にも読んでほしいなぁ。
俺が高校の先生だったら無理やりにでも生徒に読ませる。
これからも何度も読み直すとおもう。
夢野 久作 「ドグラマグラ」
・・・・・・・・・ぶぅ〜〜〜〜〜ん、ぶぅ〜〜〜〜〜〜〜んんんんん・・・・・。
ようこそ、脳髄の裏側の世界へ・・・・。
村上 龍 「イビサ」 残酷でグロでエロで美しい。奇妙なすがすがしさがただただ残る。
村上 春樹 「ノルウェイの森」 ベストセラーですが、とても好きな本でした。
たまに読み返したくなる。
この人の作品はどれも「ステキなせつなさ」がすごくありますね。
「ねじまき鳥〜」もステキだった。
えー、とりあえず本当に印象に残っているのはこれぐらいです。
そもそも紹介できるほど本読んでないからね。
それにしても最近の本は全然読んでないですね。
僕は別に本の虫でもないので、読んでいるのはいわゆる名作ばかりですので、
上に挙げた作品は知ってる方も多いんじゃないんでしょうか。
なにかお薦めがありましたら教えてださい。
んじゃ。
2002年09月07日
さあ、今日は宮崎に行ってきます。
場所はコチラ。
美々川音楽祭というイベントです。
高速がうまい具合に通っていないので、ここ(北九州)からだと4,5時間かかるそう。
朝5時起きで6時出発だって。まじすか。
どうやら素晴らしいトコロのようですぞ。
もう寝なきゃね。
2002年09月05日
先日の名古屋は大盛り上がり大会でござったよ。
2日間、大酒を飲みに名古屋に行ったようなもんでござったよ。
(もちろん、ライブはちゃんとやったよ。)
初日は、市街地の真ん中の公園でライブ。
スピーカー壊れてたり、お客さんもいなかったけど、楽しかった。
クラッツのライブも見れたし。
鶴がホームレスのおっちゃんに「一緒に帰ろう!」って言われてた。
どこによ?
それからとても美味いミソカツとテバサキをクラッツにご馳走になって
浜君(クラッツのギター)の家で大酒大会。
ブルーズとイカシタ女の話で夜が明ける。オーイエー。
次の日はE.L.L.でライブ。盛り上がった。
打ち上げではGOING UNDER GROUNDのメンバーが油性マジック持ち出して
変な顔落書き大会。
黒沢健一さんや浜崎貴司さんなどなど、大御所の方々までも変な顔になってた。
うけた。
それからホテルのツヨシの部屋で、黒沢さんやスタッフの人達と、またも朝まで酒を飲む。
ツヨシ撃沈。
ツアー。
ライブ。
間違いなく楽しくて、頭の中の悪い虫どもを全部焼き払うような、
そんな行為であることは間違いないんだけれど。
しかし毎度ながら、ツアーから帰る車の中で、必ずといっていいほど鬱が僕を襲う。
何故あんなにも苦しくなるのかは判らない。
自分だけどこかに取り残されるような、
濡れた貧乏神が背中にまとわりつくような、
小蝿が耳元にたかってるような、
あの忌まわしい気分は一体なんなのだろうか。
ただ怯えてるだけなんだろうか。
ツアーをやってるバンドマンの中には、
この気持ちを判ってくれる人がいるような気がするのだけれど。