2003年03月24日
「反戦」がいえない。
ひきつづき戦争のハナシです。
よくよく考えても、やはりむずかしい。
僕は「NO WAR」と声高々に言うことができない。
なぜだろう。(もちろん戦争は反対だ。絶対に反対だ。)
でも、このままフセインを野放しにすることは危険だろ。
クエートに侵攻してイラン・イラク戦争をふっかけたのはフセインだ。
3万人のイラン人を化学兵器で虐殺し、
イラクの少数民族クルド人(つまり自国民)数千人も化学兵器で虐殺した。
大統領就任の会見の場においては、その場にいた同志を「裏切り者」として連行、処刑。
その後国連決議を無視して12年間大量の虐殺兵器をつくり続けたのも奴だ。
こんな奴が、地球を何回でも滅ぼすことができる大量の破壊兵器や化学兵器を手元に置いている。
このままだと、それらの兵器はやがて世界に拡散し、過激派テロ組織や北朝鮮等の手にも渡ることになる。
それらの国や組織がそういった兵器での軍事力を備えてしまったら、アメリカや日本、韓国といった民主主義資本主義の国家に威圧をかけてくるに違いない。
そうなったら最悪の世界大戦、核戦争にまで発展する可能性がでてくる。
そうなったら反戦も何もない。
地球が滅んでみんな死ぬ。
俺も死んで君も死ぬ。
かもしれない。
だからといって単独行動で攻撃にでたアメリカに両手を挙げて賛成することはできない。
でもこれ以上査察での猶予をイラクに与えたところで、イラクが素直に従うことはありえなかっただろう。
なにかよい方法はないのだろうか。
一つあるとするならば、
こんなモヤモヤ論を世界のみんなが一人一人考えることかもしれない。
みんながちゃんと正しい歴史と真実を認識して
愛をもって隣人と接する。
極論だな、こりゃ。
むずかしい。
戦争は反対です。
でも今回は、何も考えずに「反戦!」とはいいきれない。
なんだかよくわかりません。
明確で前向きで確固たる答えが知りたい。
そこで初めて「NO WAR」といえる気がするんです。
誰か教えてください。