ryuichy blog: 2003年07月
2003年07月28日
ここ2ヶ月ほど、僕の心をとらえて離さない1枚のアルバムがある。
ジョン・コルトレーンの「A LOVE SUPREME(至上の愛)」というアルバムだ。
このアルバムはすごい。
何がすごいかって、もう、とてもじゃないがまったくBGMにはならない。
聴く側にも相当のパワーが必要である。
音の向こうに、そりゃもう、ものすごい感情が、なんかタマシイとか、
緊張感というか、なんだかあらゆるそんなもんが、こう、もうスゴイ空気感で
ドゥワーーーッッと次から次に溢れ出してくる。
このアルバムを聴く時は終わるまで決してスピーカーの前から動いてはならない。
1枚がまるで1曲だ。真剣に聴かなければいけない。
これはスゴイことである。
「動くな」なんて、正直いってつらいことだが、そうさせてしまうアルバムなのだ。
恐ろしい。凄すぎる。
これをほぼ毎日聴いている。何かがおかしくなりそうだ。
そして聴き終わった後に何か疲労感に似たものが襲ってくる。
でもまた翌日には、おそるおそるPLAYボタンを押してしまうのだ。
こんな気持ちはどうやら初めてのようだ。
家にいないときでさえ、頭の中でイントロが絶えず鳴り響き、
ベースのリフレインが延々とこだまして、何かに駆り立てようとする。
あー。
やられっぱなしである。
ラヴである。
2003年07月24日
今まで恥ずかしくて誰にも言えなかったことがある。
でももう、隠しとおすことが苦しくなってきた。
いっそ告白して楽になりたい。
そう思って今日ここに、カミングアウトします。
実は、
僕、
マ
ッ
ク
シ
ェ
イ
ク
が
、
大
好
き
だ
!!
マックシェイクが、大好きなんだーー!!
よし。
明日からは胸をはって買おう。
2003年07月21日
今日、ふと気が付くと、手に数字の「8」がプリントされた小さなシールがくっついていた。
身におぼえがないのでよくわからない。新しく買ったシャツをさっき着てみたからそのときについたのだろうか。
「8」といえば、僕はある人物を時々おもいだす。
僕が随分むかし、ソープランド街の専用駐車場でバイトしてた頃。
毎日、そこで働くお姉さんや、そこのお店の社長や、その筋の本業の方々の高級車を恐る恐るながら車庫入れしてた頃。
その界隈でも一番の人気店のA店の社長さんは、かなり本筋入った人で(もちろん指はない)、しょっちゅう高級車を乗り換えしてました。
社長さんのセルシオにやっと僕が慣れてきた頃にいきなりヒダリハンドルのベンツに換えたりするので毎日気が気でありませんでした。もし、誤まってぶつけたりしたら、僕の体は関門海峡に沈められるかもしれない、なんてことを考えつつ働いていたのでありました(そんなことはないですが)。
でも社長さんはとてもいい人で、2千円くらいする料亭の弁当をしょっちゅう差し入れにくれたり、僕が社長さんの車を車庫入れするときは後ろに立って「バックオーライ」なんてドスのきいた声で叫んでくれたりしたもんです。
その、気分次第でコロコロ変える社長さんの高級車はいつもなぜかナンバーの末尾が必ず「8」で、ある日僕が「社長のナンバーはいつも末尾が8ですね」と、おもいきって尋ねたら、「ワシは8しか乗らんのじゃ〜」と言われました。
まーいわゆる「八」の末広がりということで縁起をかついでのことなんですが、なるほどー、昔かたぎの人はこだわるのだなー、なんて思ったものです。
それからというもの、僕もなんとなく縁起をかつぎたい事に関してはちょっとだけ「8」を意識するようになってしまいました。
人から見たらどうでもいいような日常生活の些細なことに、こういったちょっとだけの自分だけのジンクスみたいなものを持つことを、僕はステキなことだと思います。
街のどこかで、ナンバー末尾が「8」の白塗りベンツを見かけたら、ちょっと恐いけど少しだけ(ほんの少しだけ)そんなことを考えて、ややプラス思考になれるオオキでした。
2003年07月06日
昨日の夕方、ある音楽番組で美空ひばりの特集をやってた。
まいった。
やっぱりこの人はすごい人だったのだ。
今まで美空ひばりの歌に、ちゃんと真剣に耳を傾けたことがなかった。
なにげなくつけてたテレビから流れてきた歌声。
30分間、呆然と見入ってしまった。
大げさにきこえるかもしれないが、涙が出た。
ほんとである。
うまく言えないが、
歌というか声というかメロディーというか
それらがまるで生命をやどってるかのように紡ぎだされるのだ。
まいった。
いやー
ホントにまいった。
美空ひばりの歌声に涙した一日でした。
2003年07月05日
午前六時。
午前二時過ぎ頃に寝たのに、腹が痛くて目が覚める。
せっかく早起きしたので、もったいないから
もう起きようと、トイレの中で決心する。
新聞に目をとおし、
朝メシをなににするか考え、グレープフルーツに
無糖のヨーグルトをぶっかけて食す。
意外と美味い。これヒット。
ちょっと健康的な感じがよい。
ごみを捨てて、
部屋を片付けて「とくダネ」を見た。
GLAYの人のインタビュー。
「自分達専用のスタジオ」がすごかった。
いいなぁー。
うらやましい。
午前中はひたすらギターの練習。
真っ赤に熟れた桃太郎トマト。
2個。
食べる。
美味い。
僕はトマトに塩をぶっかけて
まるかじりで食べるのがかなり好きである。
もちろんそうやって食べた。
健康的でよい。
しかし、
雨だ。
憂鬱。
あんまり面白くない長編小説はもうすこしで終わるが
今日は読まないことに決めた。
練習。
と。
曲を作る。
が。
ビビーンとくるのがなかなかできない。
気分転換にレコード屋に行く。
MJQとジャンゴ・ラインハルトを購入。
どうしてもビブラフォンの音色が聴きたかった。
ミルト・ジャクソンかっきぃーなぁー、おい。
この時代のジャズミュージシャンたちは
なんでこんなに音楽に命かけてんだろう。
昔のジャズメンって
音がなんかその人の生き様だよねぇ。
コルトレーンとか神がかってるぜ。
僕は音楽に命なんてかけれないからな。
そんな人いまどきいねーだろうな。
などと考えつつ
また練習。
しかしうまくならねーなー。
俺は。
基礎を全部すっぽかしてきたからな。
おっと気が付けばもう夜中。
NHKではお笑いバトルがやってて
こういうの好きだから見たけど
どれもう〜ん
もうちょい。
さ。
つづき、つづき。
今日はそこそこスイングできたでしょ。
よし。
2003年07月01日
オオキです。
最近は雨ばっかりで、じとじとじとじとと、
あまり気分が晴れません。
洗濯しても、外に干せないのがイヤですね。
でも今日、なんとなく雨の中を
ぼんやりと、ぽつんと、ドライブしました。
ピアノとギターだけのインストのBGMを
鳴らしながら。
それはよかった。
そんでもって
まあ、読書してます。
ミステリーが読みたいなーなんて久しぶりに思って
かなりの長編ミステリー買って、ちょっとドキドキしながら読み進んでたんですが
途中からウーンあんま面白くねえかも、
なんて実は思ってます。
でも途中でやめるのもしゃくなので
とりあえず続行。
雨の日に、
あまり気が進まない長編小説を読む。
これって
無駄と思う人。
そう思わない人。
どっち?